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身近な落とし穴、ガラスの安全対策が急務です!

労災による死亡者数は着実に減りながら、重大労災は年々増えている、という現状。この影には、効率化やコスト削減に走る現代企業にはらむ「安全対策の落とし穴」が身近に増えているという指摘があります。IT化、近代化の一方で、退行していく管理体制や安全推進機能を、命題として復活させなければなりません。どの企業にも必ずある「窓ガラス」の安全対策は、急務事項のひとつです。

増える日本の労災発生件数

平成16年における業種別死亡災害発生状況

事故、災害は思わぬときに起こります。就労時に起こる労災による死亡者数は、平成15年では1628人と、平成14年の最小記録(1658人)をさらに下回りました。

しかしその一方で重大災害(一時に3人以上の労働者が 業務上死傷又はり病した災害)は、昭和60年以降増加を続けています。平成16年の重大災害発生件数は、平成15年(249件)と比較して25件(前年比10.0%)増加し、274件となっています。

産業別に見ると、製造業における増加が目立っています。平成15年(38件)と比較して、64件(前年比68.4%)と大幅に増加しており、「交通事故」を除いた「爆発」や「火災・高熱物等」による災害が増加しているのです。そして、それらの事故による2次被害としてもっとも顕著なのが、ガラス飛散による人体被害です。

身近に潜む大きなガラスの脅威

OHSAS/ISO対策 地震で割れた窓ガラス 飛散した窓ガラス

ガラス飛散の脅威は労災の現場だけではありません。私たちの生活を取り巻く環境で、あらゆる場所に使われているガラスは、震災や台風の猛威によって簡単に破壊され、破片は人体への脅威に変わります。

地震によるガラス被害の実態に関しては、
コラボの暮らし基礎知識〜地震対策と窓ガラス」で詳しくご紹介していますが、「労働環境の安全衛生」に関する規格として唯一国際的に認知されている「OHSAS 18001」では、災害時に限らず広く労働環境における安全性の確認・改善・運用の指針を定めています。

このイギリスで生れた「労働安全衛生マネジメント」の取り組みは、ヨーロッパを中心に日本など各国の標準化機構や審査登録機関を取り込んで、ISO化するための審査規格確立へと着実に動き始めています。こうした取り組みを行うことは、雇用者のためのみならず企業においても信頼性の向上、生産性の向上といったメリットをもたらすものとして注目を集めています。

時代は、「労働安全衛生」へ

OHSASとは、「Occupational health and Safety Assessment (職業上の健康と安全に関する評価シリーズ)」の略です。その目的は「労災をなくし、労働者の福利厚生や組織の効率を向上させるシステム」を作り上げることです。労働者のみならず、企業経営者にとってもさまざまな利点を産むシステムであることは想像できるでしょう。

OHSAS 18001 を導入するメリットとは

  • 従業員とその家族、お客様に、健全且つ明白な企業経営を明示し、安心を与える
  • 労災による損失を削減し、生産性の向上を実現する
  • マネジメントシステムの運用で、「継続的改善」を行う企業風土が形成される
  • 組織内での役割、責任、権限が明確化され、組織を強める

OHSAS主任審査員 黒崎由行氏のコメント

「現在、多くの企業が労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMSまたはOSHMS、以下「OHSMS」)の構築、運用に取り組んでいます。これは、品質マネジメントシステム(ISO9001)、環境マネジメントシステム(ISO14001)を導入した企業がマネジメントシステムの有効性に気付き、当然の流れとして労働安全衛生管理にも適用したいと考えたためです。

しかし、OHSMSの審査規格は国際規格化されておらず、受け皿として世界の代表的ISO認証審査登録機関が集い1999年に制定したのが「OHSAS18001」です。

従来の安全衛生管理は、災害が発生すると対応する“もぐら叩き”的な対応でしたが、リスクアセスメントにより、事前にリスクを摘出して対策を講じる予防的対策が可能となります。これにより、従来、職場に潜在していた労働災害及び疾病リスクを大幅に削減することが可能となるのです。

すなわち、OHSASで最も重要なことはプロアクティブ(予防的)に対応することです。最近でも学校におけるガラス破損事故で児童が死傷する惨事が起こっています。プロアクティブという観点から不測の事故、地震などによる二次災害を想定し、ガラスフィルムなどを用いて事故の未然防止に努めることは賞賛に値する取り組みと言えるでしょう。また反射板を用いた照度向上は作業環境(OHSAS18001:労働安全衛生、品質、効率の面)の点でも地球環境(ISO14001:省エネルギー)の観点でも有用だとお見受けします。」

黒崎由行氏・・・ISO14001/OHSAS18001主任審査員、環境カウンセラー、労働安全・衛生コンサルタント。有限会社環境ワークス代表取締役。

コラボではガラス飛散を防止するガラスフィルム<スコッチティント/Scotchtint 飛散防止>や、取り付けるだけでオフィスの照度をアップし、安全で快適な環境を作る<高性能反射板ニューラックス/Newlux>などの製品で、OHSAS推進を応援します。

<スコッチティント/Scotchtint 飛散防止><高性能反射板ニューラックス/Newlux>に関するお問い合わせ

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